プラーク付着実験
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OB座談会
3回目は、卒乳や歯磨きの考え方、1才児の遊びや生活について話を聞きました。その後の話し合いでは、みんなスムーズに卒乳ができ、「卒乳したらご飯をたくさん食べてくれるようになった」などの話で盛り上がりました。
時々、この仲間同士で会うことがあります。その時はかならず手作りの弁当で、お茶を持参して遊びます。おやつはおにぎりや野菜で甘い物の出番はありません。お互いのお弁当を食べさせあったりと、安心していられます。 ある時、その中でAちゃんが風邪をきっかけに、イオン水が大好きになってしまったということがありました。すると、他のお母さんたちが口をそろえて「それはだめだめ!どんどん欲しがるようになるよ。のどが乾いたらお茶を飲ませなくちゃ!」と言い、子どもたちが遊び、のどが乾いたころを見計らってみんなにお茶を出しました。すると、よその子どもたちがおいしそうにお茶を飲む姿につられて、Aちゃんもごくごくと飲んだのです。「イオン水しか飲まないのよ」と言っていてAちゃんのお母さんも驚いていました。
仲間のお母さんたちの中には、当たり前のように、ごはんをしっかりと食べさせ、市販のお菓子に振り回されない生活が根付いているのを感じます。子育て仲間が基本的な食事や生活を同じ考えでいられることは、母親にとって、とても安心できますし、これほど嬉しいことはないと実感しています。これからもお互い情報交換しながら、みんなで子育てをしていきたいと思います。
私の育児の始まりは、主人が勤務している会社の社宅からでした。そこには、0歳から6歳くらいまでの子どもたちがたくさんいて、お互いの家庭の交流がとても盛んでした。初めての子育てで何かと不安も多かったのですが、子どもの熱や風邪の対処法、発育や発達の個人差などの話を、多くの先輩ママから聞くことができ、安心できました。子どもを遊ばせるのにも良い環境でした。
祖父母は昔から子どもが遊びに来ればジュースにお菓子を出していました。そして、二人とも甘い物が大好きで、食卓の片隅に常に何かしらのお菓子があるといった家庭です。さぁ、この二人にどう理解させようか?と何度も説明を試みました。二人の子どもを育てた経験者の両親には、なかなか理解してもらえず『3才までは甘いものは禁止です』としか伝わりませんでした。甘い物でなくても、間食をすれば食事に響くという理解はなかなかしてもらえません。 赤ちゃんには何か食べさせるものと思い込んでいるようにも見えました。 1才半を過ぎると、やはり祖父母は「何か食べさせたい」という気持ちが強くなり、遊びに行くたびに「おせんべいならいい?果物ならいいだろう?」と聞いてくるようになりました。私はその都度、「それはまだ食べさせていないから!」「ごはんが食べられなくなるから今はあげないで!」と答えることの繰り返しになり、こんなんじゃだめだなぁと思っていました。
そのころ、「あまり食べ物ばかりで引き付けると、おじいちゃん、おばあちゃんの家に行けば何か食べられると思うようになって、それが目的でしか遊びに行かなくなるよ。もっとたくさん遊んであげて!」と言ったことが一つの転機となったのです。庭に小さな砂場をつくってくれたり、春はいちご、夏はトマト、なす、ピーマンなどの家庭菜園をつくり、水やりや収穫をしながら遊んでくれるようになりました。ふざけっこやおままごとの相手もたくさんしてくれました。
祖父母の協力のおかげで、お菓子やジュースの味を知らないで育った我が子でしたが、その代わりに、3才を迎えたときには、野菜が大好きでおばあちゃんの作ってくれたごはんを喜んで食べる、祖父母にとって自慢の孫になったのです。隣り近所には親戚が多く暮らしていますが何か集まりがあるたびに、ごはんをしっかりと食べる孫が自慢です。親戚にもお菓子をあげないでとストップをかけてくれています。何よりも、庭のトマトを喜んで食べる孫の姿が嬉しそうな祖父母です。
祖父母の何か食べさせたい、喜ぶ顔が見たいという気持ちはよく解かりました。ですから、離乳食の時間に遊びに来てもらい、食べさせてもらう機会をなるべく作るようにしました。実際に見てもらえれば、「薄味で美味しく」を心がけて料理していることも解ってもらえるし、孫のよく食べる様子で満足してもらえると思ったからです。 9ヶ月になり3回食が始まるころに、私も祖母と育児方針についてを話し合いました。 歯科衛生士として診療室に勤務していた頃は、我が子のことなのだから、はっきりということができるはずと簡単に考えていました。実際は主人の両親ともなると、そうそうはっきりと言えないもので、説明は主人まかせにしてきました。しかし、私からも話をした方がわかってもらえるだろう、という主人の強い勧めがあり、思いきって直接お願いをすることにしたのです。祖母も協力すると言ってくれて、本当に嬉しく心強かったです。 2歳近くになると、外遊びの帰りには祖父母の家に寄り、冷たい麦茶を飲ませてもらい、用意してくれた果物やおいもを一緒に食べることもありました。祖母も「これくらいなら、ごはんに差し支えないかしら?」と、聞いてくれたので、とても助かりました。
4才の今では、時々祖父母とアイスを食べることもありますが、それはお楽しみとしてお互いに嬉しいイベントとなっているようです。 娘が5歳になる頃に、二人目が産まれる予定です。「次の子も是非、協力してください。」と今からお願いをしています。おじいちゃん、おばあちゃんと遊ぶのが大好きな孫がもう一人増えることを、祖父母も私たちも楽しみに待っているところです。
子どもの好き嫌いは意外な出来事から始まることが多いようです。我が家には11才と7才の2人の子どもがいます。小さい頃から「お腹がすくまで遊び、しっかりとごはんを食べる」ことを心がけて生活してきました。旬の野菜をいつも食卓に乗せていたので今も野菜が大好きです。 そんな我が家の子育てをみていた、近くに住む主人の妹にも子どもが生まれました。甥っ子も野菜が大好きです。私たち夫婦もうちの子どもたちも、甥っ子の成長を見守りながら応援していました。
皆で食事をしたときのことです。10ヶ月の甥っ子に、にんじんスティックを持たせてみました。すると、おいしそうにずっとしゃぶっていました。それを見て、妹も改めて、赤ちゃんせんべいなどの市販のお菓子は必要ないことを確認し、それ以来、外出のときにはにんじんスティックを持ち歩くようにしたそうです。
1才を過ぎて、妹の産休も終わり、甥っ子は保育園に通い始めました。好き嫌いのない甥っ子は、保育園の給食ももりもりと食べているようでした。
そんな甥っ子にある変化が起こりはじめました。2才を過ぎたころみんなで食事をしたときのことです。我が家においしいにんじんがあったので、うちの子どもたちが「スティックにして持っていこう!」と張りきって用意して行きました。ところが、甥っ子はあんなに好きだったにんじんを食べなくなっていました。うちの子どもたちが「おいしいよ!」とわざと目の前で食べても、見向きもしません。どうしたのかな?と思い、妹に話を聞いてみました。 保育園に通いはじめたら、風邪をひくことが増え、シロップの風邪薬を飲むことが多くなったそうです。あれあれという間に、野菜を食べなくなってしまったということでした。全く食べないわけではないけれど、好んで食べなくなったと妹も心配していました。
子どもが小さいころは、こういうことはよくある事です。しかし、またチャンスは必ずやってくるものです。親が「うちの子は野菜が嫌いだから。食べないから。」といって、食卓に乗せることを止めてしまえば、食べるチャンスはなくなってしまいます。また、どうしても食べさせたいからといって「食べなきゃダメ!」と無理強いすると、食事の時間がつまらなくなり、本当の野菜嫌いになってしまいます。妹には、あきらめずにチャンスを待ちましょうと励ましました。
甥っ子が2才半になった時です。皆で食事をしているときに、突然にそのチャンスがやってきました。今回も自分からは野菜に手をのばそうとはしませんでした。でも、うちの子どもたちがおいしそうに食べているのをじっとみていました。「ちょっぴり食べてみようかな?」という顔をしたので、私がほんの少しだけ食べさせてみました。そして、すかさず「すご〜い食べられたね!おいしいね!えらいね!」と声をかけると、うちの子どもたちも主人も一緒に「えらいね!」「一緒に食べようよ!」と声をかけて盛り上げてくれました。すると、甥っ子は得意満面!この数ヶ月、目もくれなかった野菜に手をのばしてもりもりと食べ始めたのです。周りの皆はびっくりしていました。
思えば、この2才半の時期は、言葉にも敏感ですし、周りの人のやっていることを真似してなんでも自分でやりたがるものです。その時期にこそ、挽回のチャンスはやってくると思います。もちろん基本は「お腹をすかせてごはんを食べる」ですが、そのことが習慣になっていれば、ほんの一時期、食べなくなっても大丈夫だと思います。
しかしながら、当事者の親にしてみれば、迷路に迷い込んだ心境で不安やあきらめの気分になりがちです。甥っ子の場合は、原因も思い当たっていたし、昼間は保育園で規則正しい生活をしていました。その上、身近にいる何でもおいしそうに食べるうちの子どもたちや、誉めてくれる私たち夫婦の存在がなによりだったと、妹に感謝されています。
私が最初の子を出産したのは、今から12年前になります。「子どもをむし歯にすることなく、育ててみたい」と強く思っていました。そしてもう一つの願いは「野菜の大好きな子に育てたい」ことでした。野菜好きにするためには、「甘いお菓子の味は3才以降のお楽しみにとっておく」ことがポイントになることは本で読んで知っていたので是非、やってみたいと思いました。 現在は12才、10才、8才、と3人の子どもがむし歯のないきれいな歯で成長中です。そればかりでなく、3人とも好き嫌いがなく何でもよく食べてくれるので、食事作りも苦労せず本当に楽に子育てをしています。もちろん、野菜が大好きです。今でこそ、2日に一度くらいはそれぞれ子ども自身が量を考えて、お菓子を食べていますが、小さい頃は親が気をつけることがとても大事なことだと実感しています。
主人の実家に行くと、当時7才と2才の2人の甥っ子たちがお菓子を食べていることが多く、それを見てうちの子も小さい頃からお菓子の味を覚えてしまわないかと心配でした。そして、主人の母は鹿児島県の喜界島に居た人なので黒砂糖をよく食べていました。「黒砂糖はからだにいいから」とすすめ、甥っ子たちは小さい頃から食べていたようです。私はこまごまと詳しく説明するのが苦手だったので、「3才までは甘いお菓子はあげないでください」とお願いすることで精一杯でした。「からだにいいものなのに、どうしても黒砂糖を食べさせちゃいけないの?」と聞かれたこともありました。主人だけが呼ばれて、食べさせてはいけない理由を聞かれたこともありました。私では上手く説明出来ないところは、主人が一生懸命に説明してくれました。その結果、主人の母はとてもよく協力してくれたのです。
甥っ子たちも、長女が3才になるまでは、何もお菓子をあげないようにしてくれました。でも3才を過ぎてからは、いろいろなお菓子をくれるようになり、1才の次女にまで配ってくれることもありました。そんな時は「もっと大きくなってからちょうだいね」と言いました。甥っ子たちも子どもなりに理解してくれるものです。 義姉も上の子が小さい時には、食事に気をつけていたそうです。しかし、5才離れた下の子のときにはあれあれという間に、お菓子を口にする時期が早まってしまったということでした。 3人の子どもがいる我が家では、3番目が3才になるまで周りの協力を願い続けました。 そして幸か不幸か、3人とも間食をすると多少の量にかかわらず、ごはんが食べられなくなります。それを理由にも、主人の母にお菓子をあげることを随分と我慢してもらってきました。 おかげで、食事がきちんととれるので、今では「あんたのうちの子どもたちは、何でも食べられていいねぇ。」と嬉しそうに言ってくれます。残念ながら、小さい頃にお菓子の美味しさをおぼえてしまった甥っ子たちは、今も好き嫌いがあり、あまり野菜が食べられません。
3人の子どもたちも、我が家の方針に感じるものがあるようで、今から「子どもが生まれたら、最初は甘い物はあげないんだ。」と言っています。最近はいろいろな食べ物が氾濫しているので、これからは食べ物を選ぶ目を育てることが大切だと感じています。私のその思いを子どもたちなりに受け止めてくれているようで、この言葉は母として、とても嬉しく思います。