この時期になると保育園、幼稚園に通う時期になりますのでお母さんの手の内から離れるようになります。お友達のおうちに遊びに行ったりする機会が増えてくるので、相手のおうちのお母さんに育児方針を伝えることができるなら、それを理解していただき、遊びに行ったとき、お菓子を出さないようにお願いした方がいいでしょう。おそらくこのように育てられたお子さんは、初めてお菓子を食べた時には世の中にこんなおいしいものがあることを知ってきっとびっくりすると思います、しかし甘党に育っていなければ、やたらと食べることはないし3歳過ぎていますので、きちっと説明してあげればそれなりに理解してセーブする様になります。またお母さん同士がお子供を連れておしゃべりなどに集まるときは、お菓子以外の食べ物(おにぎり、チーズ、ちくわ、麩、牛乳、お茶など一工夫があればお菓子に頼らずにすみます)お菓子の袋を開けてぼりぼり食べながらおしゃべりするのはご自身のためにもあまりよくないと思います。
それではお菓子の適切な量とはどれ位かというとお砂糖にして20gくらいです。おおよそお菓子一個分と考えてください、ジュースならコップ一杯です。
このようにお菓子を食べ始めると歯磨きが必要になってきますが3歳になると色々なことを理解し始めますので、歯磨き練習を始める、いい時期になります。
私どもの歯科医院では3歳前後からの歯磨き練習をお勧めしております。そして6歳臼歯が生えるころまでには自分できれいに磨ける様になっているのが目標になります。その後ほぼ永久歯が生えそろう頃の6年生で歯磨きの技術の完成を目指します。中学生になると思春期になって歯以外にも気になることが増えて来ますし、部活を始める方が多くなって歯科医院に歯磨き練習に通うのは難しくなってきます。ですから6年生までに歯磨き技術の習得を済ませておきたいと考えています。
ただ注意していただきたいのは中学生になって部活を始めたときに指導者からスポーツ飲料を勧められることが多いと思いますがぜひやめていただきたいと思います、糖分の含有量が約7%くらいありますので飲む量によってはとんでもない量の糖分を摂取することになります(1.5Lのペットボトル1本で100gくらいのお砂糖が含まれている)実際スポーツ飲料や、炭酸飲料(30%〜36%くらいの糖分を含んでいます)で多発性のむし歯(ランパントカリエス)に罹患した運動部の生徒に出くわすことがよくあります。
のどが渇いたら水を飲むのが一番です もちろん麦茶でもウーロン茶でも糖分を含んでいなければOKです。高校生くらいになると自分が大人になった時のことをイメージし始めますのでそのころにお母さんから一度か二度ほどさりげなく、お母さんとお父さんはこういうふうに育ててきたので、あなたはむし歯にならなかったんだよと伝えてあげると自分もそのような子育てをしてみようときっと考えることと思います。そして大人になれば、また自分の健康に意識が向き始めますから、その時に、もう一度おさらいの意味で歯磨き練習をするといいと思います。
それからは一年に1・2回定期健診で歯磨きの状態をチエックしていけば一生むし歯、歯周病になることはありません
そして結婚して妊娠したら 3歳までお菓子ゼロで育児をすることが大切であることを伝えます。
その後4ヶ月か5ヶ月ころになって何でも口に入れるようになったら野菜スティックを持たせてその味に慣れさせる・・・・・
このサイクルがうまくいくとあなたのお孫さんがむし歯ゼロになります。そしてあなたの家系はむし歯、歯周病で悩むことは無くなります。しかしほとんどの方はむし歯作ってしまってから来院しますので、むし歯になった原因(生活習慣:甘党で間食が多い、お菓子のだらだら食い、歯を磨いてもきれいに磨けていない、等などの原因を探って)に気付いてもらい、お口の中の状態を虫歯にならない状態に軌道修正する事(早期発見、早期指導)が大切です。
そしてこれ以上新たにむし歯をつくらないことです
よく「早期発見早期治療」といわれますが、むし歯を見つけるための定期健診では、むし歯に関しては治療痕が増えていくだけで、本質的な問題解決にはにはならないと考えています。 |